ホテルのポットは使わない方がいい?衝撃の理由と安全策

ホテルのポットは使わない方がいいの?

ホテルに泊まるとき、ポットを使ってお湯を沸かす人は多いでしょう。でも、そのポットが実はあまりきれいではないことを知っていますか?

一見清潔でも、細菌がたくさん潜んでいる場合があり、使わない方が安全なのです。

この記事では、ホテルのポットを使わない方がいい理由と、安全なお湯の手に入れ方をわかりやすく解説します。

  • ホテルのポットがなぜ汚れているかが分かる

  • ポットを使うことで起こる危険が理解できる

  • 安全にお湯を使う方法がわかる

  • ポットを使わないで済む便利な方法を知れる

ホテルポットを使わない方がいい理由

ホテルに備え付けられているポットは、一見するときれいで清潔そうに見えます。しかし、実際には目に見えない細菌が繁殖していたり、清掃が十分に行われていなかったりすることがあります。

ポット内部に残った水が長時間放置されることで、レジオネラ菌など健康を害する細菌が増える可能性もあります。また、一部の宿泊者が本来の使い方をせず、食品を直接ポットに入れて調理をしたり、衣類を洗ったりすることがあります。

これらが原因で雑菌がポットの中に残り、次に使う人に悪影響を与えることもあります。そのため、衛生的に安心して使うことが難しいのです。

次の項目では、ホテルポットの具体的な危険について詳しく見ていきましょう。

なぜポットの消毒が足りないの?

ホテルの客室に備え付けられているポット(ケトル)は、見た目には清潔に見えることが多いですが、実際には十分な消毒が行われていない場合があります。

その主な理由は、清掃スタッフの作業量や時間の制約、そしてポットの構造上の問題に起因しています。

多くのホテルでは、客室の清掃時間が限られており、ベッドメイキングやバスルームの清掃など、優先順位の高い作業に時間を割く必要があります。そのため、ポットの内部まで丁寧に洗浄・消毒する時間が確保できないことがあります。

また、ポットの内部は構造上、目視での確認が難しく、汚れや水垢が蓄積していても気づきにくいという問題があります。

さらに、ポットの内部に残った水が長時間放置されることで、細菌が繁殖する可能性も指摘されています。

これらの要因が重なり、ホテルのポットは十分な消毒が行われていないことがあるため、使用する際には注意が必要です。

出典・引用

非常識な使い方「尿」の問題

ホテルのポットが危険視される最大の理由の一つは、「本来の用途以外」で使われるケースが現実に起きているからです。

日本のニュースサイト『しらべぇ』が実施した326人へのアンケートでは、「ビジネスホテルの電気ケトルで小便を沸かしたことがある」と答えた人が12人(約30人に1人)もいたと報じられています。

ホテル関係者への取材でも「格安ホテルほど奇行の割合が高い傾向」というコメントが紹介されており、客層が多様な宿泊施設ほど注意が必要といえます。(出典・Sirabee

この「ケトション」と呼ばれる行為は悪ふざけやネットの悪ノリから広がったとされ、実際に行った当事者は「洗えばバレない」と軽視しがちです。しかし尿には雑菌が含まれるだけでなく、タンパク質や塩分がポット内部に付着し、高温に強い細菌が繁殖したり悪臭の原因になったりするため、後に使う宿泊者の健康を脅かすリスクがあります。

海外でも同様の非常識利用が後を絶たず、英紙『The Sun』は元ハウスキーパーの証言として、下着や靴下を煮沸したり、シーフードを茹でたりするゲストが五つ星ホテルでも存在したと報道。

しかも内部まで洗浄されることはまれで、苦情が出るまで外側を拭くだけのケースが多いと指摘しています。こうした汚染の可能性は、沸騰させても完全には除去できず、油分や化学物質が残留する危険があると同記事は警告しています。(出典・The Sun

このように、ごく一部の利用者のモラル欠如が、次の利用者に想像以上の衛生リスクを押し付けているのが実情です。ポットの見た目がきれいでも、中に前の宿泊者の“痕跡”が残っていない保証はありません。ホテル側も把握しにくい行為である以上、「使わない方がいい」という選択が安全策として現実的なのです。

ポットに残る金属の健康リスク

ホテル客室に多い金属製ポットは、内部のキズやサビ、水垢が進むと金属成分が湯に溶け出す危険があります。

東京都健康安全研究センターは、酸性飲料を古いやかんに入れた保育園児15名が吐き気・嘔吐を起こし、飲料から「高濃度の銅」を検出した事例を公表しています。原因は「内側が黒く腐食したやかんから銅が溶出したため」と分析されました。

ポット内部が劣化しているかは外観から判断しづらく、さらにホテルではいつ購入・交換したかを宿泊者が確認できません。酸やアルカリを含む飲み物、洗剤残留、水垢の付着が重なると溶出量は急増するため、専門機関は「傷やサビのある容器は定期的に新しいものへ交換」を推奨しています。

家電メーカーのタイガー魔法瓶も、電気ポットの使用説明で汚れが目立ったらこまめにクエン酸洗浄を行い、2〜3か月に1度は内部をリフレッシュするよう呼び掛けています。クエン酸洗浄を怠ると水垢が蓄積し、細かいキズから金属が出やすい状態になるため注意が必要です。


安全に使うためのポイント

  1. ポット内部に白い結晶や黒ずみ、点状のサビがないか必ず確認する。

  2. 初回利用時は一度沸かしたお湯を捨て、再度新しい水で沸かしてから飲用に使う。

  3. 酸性飲料(スポーツドリンク・果汁飲料など)を直接ポットで温めない。

  4. 長期滞在や乳幼児の調乳には、自分専用の携帯ケトルを持参するとより安全。

出典・引用

ホテル清掃の現場の本当の話

ホテル客室を整える時間は驚くほど短いのが現実です。大手ビジネスホテルのルートイングループでは、1部屋あたり20〜30分で清掃を終えると採用インタビューで明記しています。ベッドメイクや浴室清掃、アメニティ補充など必須タスクだけで十数工程あるため、この持ち時間では備品内部の分解洗浄は事実上難しくなります。

実際に公開されている旅館向けの客室清掃マニュアルを見ても、ポットに関する作業は氷を入れ、水道水で満たして客室へ戻すという“補充”手順のみ。内部を洗剤でこすったり消毒したりする指示はありません。

つまり日常清掃では「見た目がきれいなら良し」とされがちで、ポットの内部に付着した水垢や細菌が取り残されるリスクが高いのです。

繁忙期になるとスタッフ1人が10室以上を担当することもあり、時間超過を避けるために“外観チェックのみ”でポットを戻すケースが現場取材でたびたび報告されています。

これは清掃スタッフの怠慢ではなく、チェックアウトからチェックインまでの限られた時間で客室を仕上げる」という構造的な制約に根ざした問題です。

私たち利用者がポット内部の衛生状態を把握する手段はないため、使わない選択肢を取るか、使う前に必ず湯を一度沸かして捨てるなど自己防衛が欠かせません。

出典・引用

ホテルポットを使わない時の安全対策

ホテル客室のポットを避けても、お湯が必要な場面は多いものです。ポイントは即席で内部を消毒して使う」「フロントやラウンジで熱湯を分けてもらう」「携帯ケトルや近隣サービスを活用するという三つの選択肢を知り、状況に応じて組み合わせること。

クエン酸洗浄で水垢と菌を落としてから再沸騰すれば応急的に安全性を高められますし、フロントに頼めば清潔な熱湯を用意してくれるホテルも少なくありません。

長期滞在や乳児連れなら、軽量な折りたたみ式ケトルを持参すると安心。これらを使い分ければ、ポットに頼らずとも夜食やミルク用の清潔なお湯を確保できます。

ポットを自分で簡単に消毒する方法

ホテルのポットをどうしても使わざるを得ないときは、チェックイン直後のクエン酸洗浄で衛生リスクを下げられます。家庭で行う手順と同じなので、コンビニで買える食品用クエン酸と水だけで完了します。

合計約40分で応急消毒が完了します。時間がない場合は「水を入れて一度沸かし、すぐ捨てる」だけでも残水と臭いをリセットできると家電メーカーは案内しています。

注意点

  • 漂白剤・重曹は金属腐食の原因になるため併用しない

  • 洗浄後はフタを開けてよく乾燥させ、再繁殖を防ぐ

  • 酸味が残るときは水のみを入れてもう一度沸騰させてから使用

出典・引用

折りたたみケトルを持ち込む

客室ポットを完全に回避したいなら自分専用の折りたたみ電気ケトルを持参するのが最も確実です。最近の旅行向けモデルは、本体重量が約500 g、容量0.4〜0.6 Lでも高さを半分以下に畳めるため、スーツケースの隙間に収まります。

例えばミヨシ「MBE-TK04」は、折りたたむと高さ約60 mm、AC100–240 V対応で海外でも変圧器なしに使用でき、満水0.5 Lを約6分で沸騰できます。金属製内びんとBPAフリー樹脂カバーを採用しており、金属溶出やにおい移りの心配も少ないとメーカーが謳っています。

機内持ち込みは大丈夫?
電気ケトルはリチウム電池を内蔵しない単なる家電製品で、国土交通省航空局が定める危険物リスト(代表例)にも該当しません。

したがって原則として手荷物・受託手荷物のどちらでも持ち込み可能ですが、最終判断は各航空会社の規定によるので、事前に利用会社のWebサイトで確認しましょう。また海外旅行ではプラグ形状が合わない国が多いため、マルチプラグアダプターを忘れず準備してください。

使うときの注意点

  • 古いホテルは客室回路の許容量が低い場合があります。ドライヤーと同時に使うとブレーカーが落ちることがあるので、電熱器具の同時使用は避ける。

  • 使用後は必ず湯を捨て、フタを開けて乾燥させる。帰宅後にクエン酸で定期洗浄すると長持ちします。

  • 乳児のミルク作りや薬の服用など衛生基準が厳しい用途でも、携帯ケトルなら前の利用者の痕跡を気にせず安心です。

ポイント

  • 重さは水筒1本分程度、荷物増を最小限に抑えられる

  • デュアルボルテージ+プラグアダプターで世界中ほぼ対応

  • 衛生管理を自分で完結できるため、小さな子ども連れや長期滞在に最適

出典・引用

コンビニやカフェでお湯を調達する(ケトルなしでOK)

ホテルのポットを避けたいとき、近くのコンビニやカフェで熱湯をもらうのは手軽でコストもほぼゼロです。コンビニ各社は「店内で購入したカップ麺用のお湯」をセルフポットやコーヒーマシン横から提供しており、商品を買った利用者向けサービスとして定着しています。

実際、全国チェーンの店員を取材したニュース記事でも「多くの人がポットのお湯を入れてから店を出る」と紹介されており、無料サービスであることが明記されています。買わずにお湯だけ使う“盗湯”はマナー違反として問題視されているため、必ずカップ麺や飲料を購入してから利用しましょう。マネーポストWEB

コンビニでお湯をもらう基本マナー

  • ポットが見当たらない店では、レジで「カップ麺用のお湯をお願いします」と声をかけると奥からポットを持ってきてもらえることが多い。

  • お湯の注ぎ口にカップを直接当てず、こぼさないようゆっくり注ぐ。

  • ふたがしっかり閉まるまでカップを傾けない。こぼれた場合は店員に報告する。

カフェで頼む「ホットウォーター」

スターバックスやタリーズなどチェーン系カフェでは、ドリンク購入時に「お湯だけももらえますか?」と頼むと無料で紙カップを提供してくれる店舗が多い(店内の浄水器経由の熱湯を使用)。ただし店舗裁量なので、注文時に確認するのが確実です。マイボトルに直接注いでもらえる店もありますが、清潔確認のためスタッフが内側を目視できない容器は断られるケースがあります。

実は電子レンジも便利

コンビニやホテル共用スペースの電子レンジを使い、耐熱カップにミネラルウォーターを入れて1〜2分加熱すれば即席スープ用の熱湯が作れます。500 Wで2分加熱すれば約85 ℃まで上がり、粉末ドリンクやインスタント味噌汁に十分な温度になります。加熱しすぎると突沸の危険があるため、30 秒ずつ様子を見ながら調整してください。

ポイント

  • 必ず商品購入やドリンク注文を伴い、無料サービスに感謝の一言を。

  • コンビニのポット水は1日数回交換されるが、不安なら最初の少量を捨ててから注ぐとより安心。

  • ケトルを持っていなくても、「コンビニ+カフェ+電子レンジ」を組み合わせれば安全なお湯は確保できる

出典・引用

  • マネーポストWEB「コンビニの『盗電』『盗湯』問題 利用者向けサービスを無断利用する人たち」2022-10-05 https://www.moneypost.jp/953689

なぜホテルで安全なお湯サービスが頼める?

客室ポットを避けたいときは、フロントや共用コーナーで熱湯やウォーターサーバーを利用できるか確認するのが最も手軽です。近年こうした代替サービスが広がっている理由は、① 宿泊客の衛生意識の高まり、② 業界ガイドラインで共有備品の消毒徹底が求められたこと、③ 24 時間フロント常駐体制が普及したこと、の三点にあります。


1|フロント/ルームサービスで熱湯を受け取る

高級ホテルではコーヒーポットや魔法瓶に沸騰直後の湯を入れて客室へ届けるサービスが一般的です。ビジネスホテルでもフロントがバックヤードの業務用ポットから紙コップに熱湯を注いでくれる例が増えています(無料か有料かはホテルごとに異なるため要確認)。

2|「共用家電」コーナーの活用

大型チェーンの東横インは、館内設備としてWater Dispenser, Icemaker and Microwaveを公式サイトに明記しており、ロビーやサービスルームで給湯が可能です。客室ポットを使わずにインスタント食品や粉末飲料を作れるため、衛生面で安心感があります。(出典・Toyoko Inn – Hotel Reservation

アパホテルなど多くのビジネスホテルでも共用電子レンジや製氷機を設置し、フロアごとに業務用ポットを置く運用が増加しています。こうした共用機器はフロントが1日数回タンク洗浄・湯替えを行うのが一般的で、客室ポットより管理頻度が高いとされています。

3|ガイドラインとコロナ後の運用強化

一般社団法人日本ホテル協会が作成した ホテル事業者が実施する HACCP の考え方を取り入れた衛生管理の手引書(2023 年改訂)では、共用備品は使用後に拭き取り消毒し、必要に応じて交換・補充することが推奨されています。これを受け、各ホテルが「客室備品を不安に感じる利用者には代替方法を案内する」体制を整えた結果、フロントでの熱湯提供や共用ウォーターサーバーの設置が広がりました。(出典・Jホテル

利用時のコツ

ポイント

  • 依頼はチェックイン時にまとめて伝えるとスムーズ。

  • 無料サービスでも深夜や繁忙期は時間がかかる場合があるので余裕を持って相談しましょう。

  • 高温のお湯を部屋に運ぶときはフタ付き容器を指定し、やけど防止を。

よくある質問(FAQ)

Q1. 一度だけならホテルのポットを使っても平気ですか?

A. 内部に残った水や水垢にはレジオネラ属菌などが増えている可能性があります。レジオネラは 60 ℃で5分の加熱が必要と厚生労働省の指針に示されており、単に一度沸かしただけでは十分に死滅しないケースがあります。必ず一度湯を沸かして捨て、内部をすすいでから再沸騰させる最低限の手順を取りましょう。

Q2. 高級ホテルなら客室ポットも安全ですか?

A. 高級ホテルは備品更新が早く清掃マニュアルも整っていますが、内部洗浄頻度は施設ごとに異なります。日本ホテル協会の衛生管理手引書は「共有備品は使用後に拭き取り消毒を実施する」と定めていますが、代替サービスの提供は各施設判断です。気になる場合はフロントで熱湯サービスやポット交換を依頼してください。

Q3. 赤ちゃんのミルク用に安全なお湯を作るベストな方法は?

A. WHOは調乳の際、70 ℃以上のお湯を使用して病原菌を不活化するよう推奨しています。携帯ケトル(例:ミヨシ MBE-TK04)で自分専用に沸かすのが最も衛生的です。持参しない場合は、フロントで「80 ℃程度のお湯を魔法瓶で」と頼み、調乳前に温度計で確認しましょう。

Q4. 海外のホテルは日本より危険度が高いですか?

A. 水質基準や清掃マニュアルは国によって大きく異なります。特に水道水の塩素濃度が低い地域では菌増殖リスクが高いため、デュアルボルテージ対応の携帯ケトル+ボトル水を持参するのが安全策です。

Q5. 「沸騰させれば全部の菌が死ぬ」と聞きました。本当ですか?

A. 多くの細菌やウイルスは100 ℃で1分程度の沸騰で不活化しますが、黄色ブドウ球菌エンテロトキシンのような耐熱性毒素は残存します。また金属溶出物や洗剤残留は熱では除去できません。クエン酸洗浄と十分なすすぎが必要です。

Q6. 電子レンジで加熱した水でも安全なお湯になりますか?

A. 500 W電子レンジで200 mLの水を約2分加熱するとおよそ85 ℃に達します。WHOが示す70 ℃以上の基準を超えるため、調乳やインスタント食品には利用可能です。ただし突沸を防ぐため、30秒ごとに様子を見ながら加熱し、取り出す際は耐熱手袋を使用しましょう。

Q7. ポットの汚れはどう見分ければいいですか?

A. フタを開けて白い結晶(水垢)、黒いサビ点、異臭がないか確認します。タイガー魔法瓶の取扱説明書では、内面にザラつきや変色がある場合はクエン酸洗浄、コーティング剥がれが見えたら買い替えを推奨しています。異常を感じたら使用を避け、フロントに交換を申し出てください。

まとめ・ホテルポットを使わない方がいい

ホテルの客室ポットは「見た目がきれいでも内部は不明」という衛生リスクを抱えています。

清掃時間の制約で内部消毒が後回しになりやすく、レジオネラ菌が増える温度帯で放置される可能性や、前の宿泊客の非常識使用・金属溶出など多面的な危険が存在します。

安全に滞在するためには “使わない” という選択を基本とし、必要に応じて以下の代替策を組み合わせるのが最善策です。

  • クエン酸で簡易消毒:短時間で水垢と菌を除去し再沸騰

  • 携帯ケトルの持参:専用器具で衛生を自分で管理

  • フロントや共用ポットを活用:業務用設備で熱湯を受け取る

  • コンビニ・カフェ・電子レンジ:外部サービスで臨機応変に調達

これらを実践すれば、赤ちゃんの調乳や深夜のカップ麺も安心です。旅の荷物にクエン酸小袋と軽量ケトルを忍ばせ、チェックイン時に熱湯サービスの有無を確認する――それだけでホテル滞在の衛生リスクを大幅に減らせます。